これらも重要な部品。
GreenTime担当の川野です。
前回は【ケース】について説明しました。今回はケースの一部と間違えられやすい【ベゼル】と【ラグ】について紹介します。
ベゼル
指している場所は【ベゼル】という部品です。あまり聞きなれない名前ですが、腕時計の防水性を高めるための部品というものです。また腕時計によっては、ベゼル部分が回転したりするものもあり、写真で言うと目盛りや時間の印字が施されていたり模様などの修飾が施されていたりします。
GreenTimeで使われているベゼルの装飾には以下のものがあります。
装飾その1
こちらはSPORTシリーズのZW039モデルです。ベゼル部分にはスタッド(留め具)があしらわれています。
装飾その2
こちらはADVENTUREシリーズのZW078モデルです。方角を示す記号や度数が施されています。
装飾その3
こちらはSPORTシリーズのZE064モデルです。10間隔でアラビア数字と目盛りが印字されています。
装飾その4
こちらはSPORTシリーズのZW070モデルです。TACHYMETERといって時速を測ることができる数字が印字されています。
ベゼルはデザインによって機能性を持ったり、第2の顔にもなりえる部品なので、これらのような細かいデザインへのこだわりにも注目です。
ラグ
この部分はケースと一体化していますが別の部品であり【ラグ】といいます。もしくは【アタッチメント/ホーン】と言います。
ベルトやブレスレットをケースと連結するための接続部分です。ケースの上下についています。もちろんこの部品についても時計によって様々な種類が利用されています。
ラグなし
ラグなしはベルトが直接ケースとつながっているタイプです。GreenTime腕時計の例で言えばZW083モデルが挙げられます。
表
裏
裏から見ればケースに直接ベルトが接合されているのがわかります。装着時のフィット感や、シンプルなデザインを重視したモデルなどでよく使われています。
一体型
一体型はラグがケースと一体となっているタイプです。GreenTime腕時計のほとんどが一体型のケースです。
表
裏
ケースと一体となっているラグは太く、強度が高いものが多いです。
溶接型
溶接型はケースにラグを取り付けたものです。GreenTime腕時計で言えばVEGANのスティールタイプです。
表
裏
装飾性が高いため、クラシックモデルやドレスアップモデルなどに多いタイプです。
今回は【ベゼル】と【ラグ】について紹介させていただきましたがいかがでしょうか?ケースは一つの部品ではなく、ベゼルとラグが合わさって一つになっているとは調べた自分も驚きました。腕時計を知ったつもりでしたが、まだまだ奥が深いと思いました。