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意外と知らない?腕時計の部品4

歴史の深い重要な部品

GreenTime担当の川野です。前回では腕時計の表側に注目して腕時計の部品を紹介しました。今回は腕時計にとってある重要な部品について紹介します。

リューズとは


 
リューズとは、ほとんどの腕時計なら側面についている部品です。どの部品か知っている人はいても、名前まで知っている人は少ないのではないでしょうか。

リューズの役割

リューズは小さい部品ですがとても大きな役割を果たしています。リューズの位置によってその役割は変わり、大きく分けると3つの役割があります。

時間合わせ

リューズの役割で一番多いのは時間合わせではないでしょうか。リューズを最大まで引き出された状態でリューズを回すことで時計の針を調節することができます。

 
この役割は機械式、クォーツ式の腕時計でも同じ機能を持ち合わせています。

ゼンマイを巻く

機械式の腕時計はゼンマイを巻くことで動力を得ています。リューズが一番押し込まれている状態でリューズを回すことでゼンマイを巻くことができます。これは、手巻き式の腕時計だけでなく、自動巻き式の腕時計でも同じようにゼンマイを巻くことが可能です。

カレンダー(日付)合わせ

腕時計にはカレンダー(日付)を表示する機能が備わっているものがあります。これはリューズが少し引き出された状態(ちょうど中間ぐらい)で調節ができるようになっています。

リューズの注意点

リューズを操作する上で気を付けなければならないことがそれぞれの役割にあります。

リューズを巻く回転方向

時間を合わせる際にはリューズを「右回し」で行います。反対に巻くことで時間を戻すこともできますが、時計の構造上反対に巻くことは時計に大きな負担をかけることになり、破損や故障の原因になります。微調整で少し戻す程度なら負担は軽いですが大きく調節する時は右回しで行いましょう。また、時計によっては回す方向が逆のものもありますので、調節する前には確認した方が無難と言えます。

巻き止まり

機械式の腕時計でゼンマイを巻き上げる際には、リューズを操作して巻き上げることになりますが巻き止まり(それ以上ゼンマイが巻けなくなっている状態)がきているのに、それを越えて巻き続けるとゼンマイが切れてしまい、故障の原因となります。自動巻きなど巻き止まりを回避するための機能がある時計もありますが、頻繁に巻いたりせずに適度に回数を決めて行うことで時計を長持ちさせることができます。

カレンダーを調節してはいけない時間帯

カレンダーを調節してはいけない時間帯というものがありそれは「日付が変わる午前0時の前後4時間」と言われています。前後4時間にあたる午後8時~午前4時という時間帯は、時計内部で「日送り車」と呼ばれる歯車が作動しており、そのタイミングでリューズを操作することは時計に大きな負担をかけてしまうことになります。ただし、あくまでもこの時間帯は時計内部の時間なので事前に時計の時間を調節することでこの時間帯を避けることができます。

まとめ


リューズは小さい部品ながらもとても大きな役割を担っている部品です。持っている役割からとても繊細にできているリューズは破損や故障しやすい部品でもあります。どんな部品でも丁寧に扱ってあげることが、時計を長持ちさせる秘訣と言えるのではないでしょうか。

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